Umiのいえスタッフコラム 【高橋幸宏さんと井田家のはなし】

こんにちは。
スタッフのいだまさみです。
久しぶりのスタッフコラム、トップバッターを務めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
さて
ミュージシャンの高橋幸宏さんの訃報がありました。
我が家井田家にとっては日常生活にいつも流れている音楽の源のカッコいいおじさまであり、永遠の憧れのお兄さまなのです。
ちなみにわたしの大好きな槙原敬之氏もYMOの大ファンを公言しています。
小学校のころはライディーンに合わせてひたすら走ったり、縄跳びを飛んだり。当時はCMでの「君に胸キュン」のおじさん。明菜ちゃんの曲も作曲してるんだ。ふーんと言う認識でした。
オットと出会い結婚してからオットが幸宏さんをとても好きなんだという事が分かり、CDを聞いたり、買ったりカラオケで歌っているのを聞いたりしていました。
2006年2月にムスコ裕太が小児がん〔悪性リンパ腫〕で3歳7ヶ月でなくなり、それまで自宅と病院の往復だったのが急に時間ができ、あれやこれやと模索している時に、「がんの子どもを守る会」と出会いボランティアをしたり、親の会にでたりしていました。
2007年のある日会員向けのお知らせに幸宏さんが小児がんの子どもたち、家族に向けてのチャリティLiveをするというお知らせがありました。
オットは狂喜乱舞です。
あの大好きなら幸宏さんが小児がんの子どもたちやわれわれ家族のためにLiveをしてくれるんだ!!と。
わたしもまさかこの歳になって生でYMO〔正しくは当時の名義はhuman audio sponge〕をみて聴けるとは思っておらずでした。
パシフィコ横浜にて
Liveが始まり、目の前に本当にYMOがいる!!こどものころにテレビで見ていた人たちがいる!!とまずは驚きです。
なかでも「ONGAKU音楽」という曲を初めて聴きしみじみと感動し、涙があふれました。
作詞作曲は坂本龍一さんではあるのですが。幸宏さんと細野さんの優しいボーカルが今でも心に残っているのです。
ぼくは地図帳拡げてオンガク
きみはピアノに登ってオンガク
ハハ
待ってる一緒に歌う時 
ぼくは地図帳拡げてオンガク
きみはピアノに登ってオンガク
ぼくはリンゴかじってオンガク
きみは電車ゴトゴトオンガク
ハハ
待ってる一緒に歌う時
ハハ
待ってる一緒に歌う時
ハハ
待ってる一緒に歌う時
ハハ
待ってる一緒に思う時
もう、この歌からはムスコ裕太とわたしたち両親の姿しか見えないのです。
亡くなったムスコが目の前にいるようでした。
こうして、私はオットとよりは熱量は低いですがYMOのうっすらしたファンになってしまったのです。 
それから何度もYMOメンバー関連のLiveやイベントに行くことなりました。
なので、幸宏さんの訃報はとても悲しくて、悲しくて。
でも
幸宏さんの音楽は生き続け、聴き続けられ、歌い続けられるはず!!
幸宏さん
本当にありがとうございました!
これからもずーっとずーっと大好きです!!
最後にムスコの事をば。
ムスコ裕太は生きていれば去年で20歳。今年は成人式でした。
そんな区切りだからでしょうか。
「がんの子どもを守る会」の活動は私自身が乳がんの治療、経過観察をしているため少し遠ざかっていたのですが、今年からはまたご縁ができ活動量が増えることになりました。
自分ができる事を少しずつではあるけれど、お伝えしていきたいと思っています。