Umiのいえしんぶん バックナンバー 2017年10月のしんぶんより。

私はひょんなことから
近所の内科病棟で働けたということが、
鍛錬になったなと感じています。
独身の時に働いていた総合病院は、
物品・マニュアル・教育が整い、
守られている環境。
トラブル時や物品が足りない時は
課長に伝えれば解決した。
スタッフはみんな優しくて
患者さんからも
「いい病棟ね」と
褒められることが多かった。
そんな病棟で
素晴らしい看護を提供できていると
自負していたので、
祖父が入所していた施設や
義兄が入院していた病院の
やり方を許せなかった。
育児しながら勤務した近所の内科病棟は、
物品が足りない時は、自分で探すか、
なんとか他のもので代用する。
病棟の習慣に習う前に、
参考書で調べ自分で考える。
患者さんやご家族から
クレームを受けることもある。
整っていないことの
問題点はもちろんあるのだけど、
「まず自分で考える・やってみる」
という習慣ができました。
整ったルールに
従って仕事をしていた時よりも
回復を強く願いながら
患者さんの反応を肌で感じた。
大昔の医療者の気持ちに
少し近づけたような気がしました。
そして、
良いとは言えない環境の中にも
心を込めて働いている人もいる。
パーフェクトな医療を受けられなくても
とにかく感謝してくれる人がいる。
いい病院で働いてることを鼻にかけて
批判していた自分の未熟さにも
気付けました。
どんな環境でも
あなたは自分らしく
成長できるよ、
って
子どもをいろんな場所に
送り出したいなと
思います。
       スタッフさいこ
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