[助産師は女性に寄り添いDoctorとの信頼をつなぐGreat Communicator] Umiのいえ 助産塾オンライン講座


9/18「EBM、ガイドライン、人権、そして助産師の役割とは?」
沖縄や広島、茨城、、全国から20数名の助産師、医師があつまり、信友先生のお話に耳を傾けました

信友先生からはたくさんの問いが投げられます
ノーベル医学生理学賞はノーベル医学賞とはいわない
これはなぜ?
病理と生理の違いは?
妊娠・出産とは病理なのか?生理なのか?
エンドユーザー(妊婦さん)が一番聞きたい言葉はなに?
ガイドラインは誰のために
そして何のために存在している?
物理的な距離を超えて
医師、助産師、母という垣根も越えて
先生からの問いに自分の生き方や感覚をぶつける秋の時間
信友先生からの問いでとてもおもしろかったのが
『”うまがあう”を英語にするとなにに相当するかわかりますか?』
先生がなんとおっしゃったかは、ご感想のあとで



参加者さんからのご感想です

信友先生の、抜本的に根っこからお産の環境を変えないと、
お産を助産師もどさないと、もうだめなんだよ っていう闘志
この熱い想いをしっかりと受け取りたいと思いました。
助産師の感性人間を育てる
ガイドラインの多面性を知りえました
生き生きと生きる妊婦さんはガイドラインの基準をポンっと超えたところにある願いを持っていたりします。そして、よくよく見ていたら「その人にとっては」ガイドラインはいのちを守るものよりも、いのちを制限するものだったりします。
開業助産師として、対話を重ね
責任をシェアして、
あなたの生まれるを一緒に乗り越えることは どいういことか
体験を重ねてみようと思います

助産師として、いつもお願いする立場で、もし自分が医者の免許を持っていたら、文句なく受けてやるのに…こんな感情をいつも抱いていました。
でも今日の講座を聞いて、産科医師との付き合い方、異常事態の時の以来の仕方が明確になったように思います。妊婦さんの気持ちに寄り添っている助産師として、もっと責任をもって医師との間に立たなければ…理解していたようで理解できていなかったと、医師の側の立場もよくわかりました。
また、今まであまりにも声を上げてこなかったことが、今、結果女性たちの人権を脅かしているのだと責任も感じます。
守るべき人権 主張すべき時は声を上げなければ守れないと思いました。
有益な時間をありがとうございました。

ガイドラインによってケア指針を決められることを患者は望んでいない、というところが特に心に残りました。
私はWHOの正常出産のガイドラインの日本語訳に関わったり、日本助産学会のガイドライン委員会に最近入れていただきました。ガイドラインはスコープが重要で、妊産婦さんや赤ちゃんにどうなってほしいかということをきちんと考えた上で一貫性を持たせたり、できるだけバイアスを予防したエビデンスの選択・評価や活用がきちんとできれば、きっと良いガイドラインができるのではと思っていました。
でも、実際の現場ではガイドラインが妊産婦や現場の個性を無視したマニュアルのように使われてしまい医療者に無力感を抱かせたり、訴訟対策にも使われて医療者と妊産婦さんの間の壁を強化したり、医療者が自分で考えることを止めたり、ガイドラインに気を取られて目の前の妊産婦さんが見えなくなったりして、良いケアにつながらないというリスクの可能性を、特に日本ではその傾向が強そうだということを考えると、ガイドラインなんてない方がいいのかと思ったりしてしまいます。
ガイドラインがどのように使われるかを共有・評価するところまで行わなければ、普及すれば良いというものではないと考えさせられました。現場の医療者も消費者も一緒にガイドラインを作って利用するということが海外では重視されていますが、それは人権の問題など今日本でも直面している壁を海外でも経験したからこそなのだと思いました。
あとは、病院で働いていた頃に、Umiのいえに行くと毎回、産婦さんを守れなかったと泣いてたこととか思い出しました。こんな勉強会を開いてくださって、斎藤さんのご活動には昔も今もずっと尊敬と感謝の念しかありません。今日も貴重な出会いの機会をどうもありがとうございました。



まだまだご感想をいただいています。随時アップしていきます
さて
『”うまがあう”を英語にするとなにに相当するかわかりますか?』
こちらに対する、信友先生の言葉は
『ケミストリーだよ、化学変化』
そう、人はみんな異なる、だからわかりあおうとする、理解しようとする、そのプロセスから新しい関係性がうまれていくのだと思います 
(助産塾スタッフ 鈴木美香)



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