繊細だった産後の私。

「赤ちゃんとの生活しあわせです〜」という
SNSのキラキラしたお母さん見てイジイジ。
いつでも我が子がかわいくてしあわせって
思えない私は母性が足りないのかな…
あ〜1日が長い
やりたいことがやりたい時にできない…
赤ちゃんと2人きりになると
いいお母さんしなきゃ
の圧がくる。
泣くかな。
起きるかな。
いつもソワソワ。
ずっと家にいるのに
赤ちゃん一日中パジャマじゃだめなのかな…
好きにすればいいのに、迷う。
着替えさせたところで誰もほめてくれない。
何しても誰からもとがめられない。
そんな当たり前のことがすごく孤独に感じる。
悶々としながら一年くらいが経ち、
今まで家にこもっていた、
赤ちゃんとお母さんたちに会うことが増えた。
みんな、
苦労もしながら
小さなしあわせを見つけて
なんとか育つのを待っていたんだ。
人とつながることの
ありがたさが
はじめてわかった。
今思うと
何不自由なく生きてきた私には
必要な挫折感だった。
要領が分かるまで時間かかるのも私。
器用にできないのも私。
人と同じようにできなくてもいい。
自分にマルをあげないと
子どもにもマルはあげられないだろう。
笑えなくていい。
進まなくてもいい。
なんとか今日を生きる。
それしかできなかった私。
そのおかげで今日がある。
(スタッフさいこ)