Umiのいえつうしんより~ご紹介~

「待つ」とはなんでしょう
「こもる」とはなんでしょう
そして、「灯す」とは?
私にも待ち続けた日々があり
籠った日々がありました。
そして、まっくらやみの手探りで生きていた頃
灯台のような人に救われました。
そして、私も灯台になりました。
一年前発行のUmiのいえつうしん9号。
寒い夜に
もしよかったらまたページを
開いてみてください。
一つご紹介します。
毎号連載🍀篠秀夫先生🍀のページより。  
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「ともしび」 篠 秀夫
「ともしび」とは
非常に深い意味を持った言葉です
「ともしび」という言葉で
実際の「火」を指すこともありますが
「希望」を指すこともあります。
「命の灯火」というように
「命の象徴」として使われることもあります。「風前の灯火」は
何かが消滅しかかっている状態を
指す言葉です。
「闇夜の灯火」は
闇の中で人々が不安を感じたり
迷ったりしない手助けになります。
それと同じように
孤独という闇の中で苦しんでいる人にも
「ともしび」は必要です。
その「ともしび」があるからこそ
人は真っ暗な世界の中でも
孤独と迷子に陥らずに
旅をすることが出来るのです。
そんな「ともしび」には二種類あります。
提灯のように自分の進む道を照らすための
「自分が持っているともしび」と
北極星や常夜灯のように
「動かず、ただそこにあるだけのともしび」
の二種類です。
真っ暗な夜道を安全に
そして迷子にならずに旅をするためには
この二つの「ともしび」が
絶対的に必要になります。
「自分が持っているともしび」が
ないことには足下が見えません。
穴があったり
崖になったりしていても見えません
蛇を踏んでしまうかも知れません。
でも、目印としての
「動かずジーッとしているともしび」が
ないことにはケガはしなくても
自分の位置が分からずに迷子になってしまいます。
「Umiのいえ」のような場所は
常夜灯のような「ともしび」として
機能しています。
「道しるべ」にもなりますが
寒い時には暖まることも出来ます。
また人が集まる目印にもなるので
ここに来れば色々な人とつながったり
情報交換をすることが出来ます。
「真っ暗な中を旅しているのは
自分だけではないんだ」
ということを知ること出来ます。
問題なのは
「自分で持たなければいけないともしび」
を持っていない人が多いと言うことです。
自分の足下を照らすともしびを
持っていないので、一人で歩けないのです。
そのため簡単に誰かについて行ってしまいます。
その相手が進んでいる方向が、自分が進むべき方向でなくてもその相手から離れることが出来ないのです。そして苦しくなります。
よく見ると、その相手も
「自分のともしび」を持っていません。
お互いに「仲間がいる」という
安心感だけで歩いていたのです。
そんな時は遠くの方に常夜灯を見つけたら
そこに立ち寄って
自分の提灯に「火」を分けてもらう
必要があるのです。
火はついていなくても「提灯」自体は
みんな持っているからです。
ただその存在を忘れてしまっているので
火を付けようとしないのです。
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