上の子が
1歳半くらいの時。
「あっこ!」(抱っこして)
「あっち!」(あっちに進んで)
と言われ
指示に背けば
ぎゃーぎゃー言われるので
抱っこしたまま
言われた方に進む。
気付けば
ベランダから
いつも眺めていた
遠くの水道局にたどり着いていた。
家に帰れば
抱っこして棚の上を見せろとせがまれ
子どもがいじると危ないものを
触りたがり
「これはダメだって」
ギャー
ギャー
そして私もとうとう
「もうーー!おかあさんもやだ!!!!」
私の中の怪獣が姿を現した瞬間を
いまだに覚えている。
初めて怒ったので私も泣いた。
2人でわんわん泣いた。
ごめんねって抱き合った。
「小さい頃から
言いたいことが言えてなかったから
子どもが
お母さんの本音を
引き出そうとしてくれているんだよ」
という
信頼する先生からもらった言葉は
私を癒した。
出産するまでは
きれいに、おりこうにできたけど
育児というのは
奥の奥まで
探りを入れてくるし
汚いものまで剥き出しになる。
私はいい子ではなく、
言いたいことを隠していただけ。
子どもたちが
本当の自分と出会わせてくれた。
上の子が中1になった今。
どちらかがキーキーイライラしてる時には
「そんな言い方してどした?」
「まぁまぁ。分かったよ。
あなたはがんばってるよ。」
となだめ合うようになりました。
家族みんな、
ためこんでなくていいなぁ
と、思うこともあれば
やっぱり
感情コントロールしなきゃな
と反省したり
そんな毎日です。
スタッフさいこ