こんにちは。スタッフゆりえです。
先日予定が急遽空いたので思い立って新宿御苑へ行ってきました。
新宿という大都会の真ん中に突如現れるオアシス。
鬱蒼とした森から広々とした芝生の広場、日本庭園、温室まであって1日中楽しめます。
今回の御苑への目的は、芝生で遊ぶことでも、建物探訪でも、庭園のお散歩でもなく、植物を愛でることです。
ちょうどタイサンボクの大きな花が咲きはじめ、クチナシの花も見頃でした。
どちらも芳しい白い花。
雨上がりのひんやりした空気の中に漂う香りを楽しめました。
芝生からにょきにょき生えるネジバナも、雑草として抜かずに残してあって、螺旋の様子が見事でした。
そして梅雨の時期だから、何種類ものキノコが生えていて、群生している様が愉快でした。
小さな頃から野草が好きです。
子供の頃は毎年のつくし摘みが楽しみでした。
学生の頃は野草サークルに入り、野草の世界を味わっていました。
今でも道端で咲いている野草を見つけては密かに季節を感じ取って楽しんでいます。
横浜に引っ越して来てから、実は驚くことが多いのです。
『横浜』という都会のイメージとは違って、自然が豊か。
今まで図鑑でしか見たことなかったジュズダマが空き地に生えていたり、
こんな道端に、しかもコンクリートの隙間からホタルブクロが毎年咲くポイントがあったり。
(Umiのいえの脇にもホタルブクロが咲いていましたので、ご来場の際はぜひ愛でていってください)
楚々としているのに毎年力強く同じ場所に咲く野の花が大好きなのです。
ひっそりと、でもしっかりと、存在して、見守って寄り添う。
私自身、子供が大きくなって少しずつ手が離れていっている今、
母としての在り方のひとつとして野の花を見習うのもいいな、なんて思っています。