7/14 カタリバ~産まなかったこと そして、これから~

産まなかったことは、
いろいろ理由や事情があって、
それぞれですが、
そのカタリバには、
ドキュメンタリー映画を一本観終わったときのような余韻があった。
産む気になれなかったこと、
産みたかったこと
チャンスが過ぎ去ったこと、
女の器を使わずにいること、
遺伝子をここで途絶えさせること、
先祖からの家を閉じること、
年配者から言われる「子どもいなくてかわいそうね」の言葉、
仕事と病気と夢と家族と………
わざわざ話さなくてもいいかもしれない、
でも、話して聴くと、
心模様は共鳴しあって、
立体化して
過去を掘り起こすだけでなく、
それぞれの未来まで、日が差し込むような、
初めて会った人なのに
お互いのこれからに、
エールを贈りたくなるし、わくわくする。
ビール飲みながらの席だけど、
ひだまりの縁側みたいだった。
そして、産んだ経験のある私も、そこにいて
大きな気づきがあった。
 
まきこ