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「みてたらわかる」
お産は野性にもどる体験。
頭で考えていたら、
赤ちゃんは外に出てこない。
私は産婦さんの邪魔をしないよう
息をひそめていると、
仙骨がぽこって笑うときがくる。
いい声が出てくる、
いよいよ産むむ体勢にはいるとき、
「入った!よしよし、きたきた、その波がきた!」
その人の内側からぼわ~~って
何かがあふれてくる。
それはたぶん宇宙に漂うような時間。
私は、助産師。
この時を待っている。
ここに案内したい。
ここに産婦さんがたどり着けるよう道案内したい。
ここから先は、
この人は一人で行ける。
赤ちゃんと一緒に行ける。
しっかり見守ってるよ。
あなたなら行けるよと祈る。
女性のその変化を
どんどん助産師は受け取っていく。
その共同作業が命がけで楽しい。
私は、住む土地ならではの女性の暮らしと
身体にあわせた助産を探求してきた。
私は私の時代の女性たちを支えてきた。
私とこれからの若い助産師が支える女性は違う。
もう身体も違うし、
気持ちも違う、
おかれている社会も違う。
若い助産師さんたちは、
今の人を支えるというタイミングで、
助産師としてうまれてきている。
まったく別のものを支えるアイディアを、
あなたたちがこれから作り出していくんだけれど、
「昔はどうしていたのか」
「本来産める身体はどうやってつくられてきたか」
を聴くことが、もし今に活かせるなら、
喜んでお話したい。
そして、
これから産むかもしれない人も、
すでにお母さんになっている人も、ぜひご一緒に
陣痛というもの、
お産の痛みについて、
私が感じてきたことを、お話します。
小森香織
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【日時】
2023年6月25日(日)
10:00~11:30
【参加費】2200円(税込み)
[助産師学生無料]でお申し込みの方は、必要事項記入の際に学校名の記入をお願いします
【対象者】どなたでも
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小森さんのお話をきいていると、
人間である自分の身体に、
興味がわいてきます。
楽しみになってきます。
ぜひ、お話を聴きにいらしてください。
(Umiのいえ 齋藤麻紀子)