「大切な人の死〜そして、これから〜」 いのちのカタリバ に参加しました。

子どもが産まれてすぐ、
子どもと出かける場所を
探していて
Umiのいえを知りました。
他の子育て支援施設と違って、
ベビーマッサージや
ヨガ
母乳育児講座だけでなく
思春期
流産
死産
に向き合う講座がありました。
ものすごく惹かれました。
人に話しにくいこと
聞きにくいことを
語り合った時の
深く繋がれた感覚が好きです。
講師の恭子さんが
お母さんを亡くされた話は、
涙なしでは聞けませんでした。
うちの下の子は、8歳です。
私の膝に足を乗せてご飯を食べ、
食後は私の胸の匂いをかぎ、
夜は、2人で布団にくるまり
抱き合って眠ります。
恭子さんがお母さんを亡くしたのは5歳。
もっともっとお母さんに
抱きしめられたかったでしょう。
お母さんが急に消えてしまった、
その理不尽さに、
泣いて暴れて
表現したかったと思います。
でも、お父さんの再婚により、
この世で一番大好きな人が、
まるで、いなかったかのように
暮らしていかねばならなかったのです。
恭子さんは言いました。
「私は、母を2度亡くした気がする。
一度目は亡くなった時。
二度目は家の中から母という存在が消えた時。」
壮絶な経験をした恭子さんの
眼差しはやさしい。
恭子さんの歌が人を癒す。
恭子さんが聴いてくれて
話してくれて、心が軽くなる。
それはすべて、
その経験があったからなのだと思いました。
最後に414(よいし)カードを引かせてもらいました。
414(よいし)カードとは
誰もが死生観を語り合い、
大切にしている価値観を探究するためのカードです。
47枚の中から
生きていく上で大切にしたいことを選びます。
私がどんなカードを選んだのかは秘密です🤫
みなさんが実際にカードを引く時に
はじめましての気持ちで
出会ってほしいからです✨
かつて、
私が看護師として働いていた病棟では、
冷たい看護師もいたし、
患者さんを人として尊重しない人もいました。
患者さんは、
罵声を発したり
「殺して…」
と言っている患者さんもいました。
その中でも、
いつもニコニコしていて
「ありがとう」 
「いつも良くしてもらって」
と、素晴らしい場所にいるかの様に
感謝してくれる患者さんがいました。
その人は、
ふんわりとした空気をまとっていました。
カードを選ぶにあたって、
そんな憧れの存在を
思い起こすことができました。
人とあたたかいつながりさえ
持てれば、
私は、前を向いて生きて行けそうな
気がします。
最期に家族で過ごしたい、とか
家で過ごしたい、とか
理想はあるのだけど、
どんな場所で、
たったひとりでいても、
自分さえ、
悲観せずに、
その場にいる人に感謝できれば、
それで満足だと、
今日の私はそう思えたのです。
病や死は
いつやってくるか
わかりません。 
カタリバで
思いきり向き合って、
耳をすませてもらって、
自分の胸に問うてみる。
とてもいい時間でした。
次回は、
11/7(木)10:30〜12:30
11/23(土)13:30〜15:30
です。
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