この春中学校に入学する娘は
算数の理解がゆっくりです。
個人面談では
毎年、目の前で先生が苦しそうに唸ったり、
「サナさんの思考回路が謎です」的なことを言われたり、
低学年用のドリルを勧められたり。
私の母にポロッとその話をしたら、
愕然とした表情。
しまった、と思った時には遅く、
数日後には
塾に入れた方がいい。
と、毎日連絡が来ます。
「私は、毎朝、
学校に行く前にミニテストやらされてたのが
嫌だったの」
「だから子どもには押しつけたくないの」
と言ってしまったらまた口論になるので、
「分かった。ありがとう。」
これに限ります
そしてUmiのいえ女将まきさんに話す。
これに限る。
まきさんは話してくれました。
「うちなんて、
息子に『どこ行くの?』
『受験だよ!』って
受験の日も知らなかった。
上から2番目の高校に入ったと知ったのは入学した後だったよ。
真ん中の子は、
定時制か看護学校しか入れないと言われたけど、
バイトで修行積んで、
表彰されるオペ室ナースになった。
得意なことがあって働ければそれでいい。」
と話してくれました。
そうか〜
本当にそうだなぁ
勉強のできる人できない人
いろんな人にこの社会は支えられている。
夫は、
「サナって
よく頭が回るよね。
人が何かしゃべれば
必ずツッコんだり、あーだこーだ言ってくれるじゃん。
これは、勉強したって身につくものではないよ。
何か向いてるものがきっとある。」
と、言ってくれます。
本当にそうだね。
サナは、
勉強しても身に付かないものを
たくさんもっているよね。
しあわせの形はたくさんあるから、
しあわせを感じる力があれば、
どうにでも生きていける。
その力を、サナは持っていると思う。
私はジタバタせずに
私は私で精一杯生きようと思う。
スタッフさいこ