3月末には、水道も下水道も整うだろうと言われてたけど、
そうではなかった。
能登にボランティアに行ってきた早川さんにもらった写真。
タンクに水をためて、洗濯に使っている。
排水は垂れ流し。
洗濯の予約は、ネット予約とか電話予約なんて便利なこともない。来てみて順番待つようならあきらめて帰るしかない。
そんな不便な毎日の人がまだまだたーくさんだよと聞いた。
写真をたくさん見せてもらい、
話もたくさん聴き、
現地に行ってきた人の空気にふれ、
それでも、それでも、
正直、どこか遠くの街のテレビの中の話に
感じてしまう私です。
私は、断水生活を経験したことがない。
大きな揺れも、床上浸水も、避難も経験がない。
大変そうなのはわかるけど、
身に染みてない。
それは、災害に限らず、
人生の苦難で経験してないことは、
やっぱり本心ではわからない。
わからないけど、わからないから、
精一杯、想像してみるしかない。
想像して想像して、想像にも限界があるけど、
自分の身におきたら、
どんなだろうって想像をしてみる。
想像してみても、やっぱり、現場のことはわからないから、
遠慮なく聴いちゃう。
今、何が必要?、
何が不必要?
今、どんな気持ち?
経験者と未経験者
当事者と、そうでない人の間柄は
こうやって壁を取っ払って繋がっていける?
いけるはずだ。
「Umiのいえ」と「よこはまの森洗剤」の
つながりの人たちから寄付をお預かりして、
4つのルートで洗剤を送り、避難所に届けてもらった。
もうすぐ4月。
そろそろ、必要ないかな?と思ったら、
これからがもっと必要!という声をもらった。
なので、今週また、洗剤を小分け作業して発送します。
トイレは今も仮設トイレで、水が流れない。
今やもう、避難所にいる人も、ボランティアさんも、
ぼっとんトイレが通常だそうで…
かつて、私も小さな頃に、ぼっとんトイレは経験している。
それから50年以上過ぎ、
トイレは洋式になり、
便座はあたたかく、
勝手に蓋が開閉し
勝手に水がながれ、
なんなら照明までセンサー
清潔で便利な最高峰のトイレを使った。
生きていれさえとか、
家に帰れないとか、
快適さを失うことってどんな感じだろう、とか、
想像してみるけど、
説明書にQRコードなんか使えないよと言われると、
QRコードの伝達に慣れてしまった私たちは、
一瞬戸惑ったのです。
どうしたらつながるか
どうしたら助けになるか
どうしたらお役にたつのか