看護実習

実習にくる看護学生さんがね
たった1日の関わりだけど、
深い言葉を残して帰るんですよ。
それがね、私たちは、毎回感動するし、この子たちが守られますようにと祈りたい気持ちになるんです。
実際の職場は、過酷だし、矛盾があったり、自分を活かせないことが多いと思うし、辛いこともたくさんあると思う。
いろいろあって大人になっていくでしょう。
今日ここで体感したことを、原点の一つにしてもらいたいと思う。
「なんで人にはぬくもりが必要と思う?」
「なんで当事者同士の集まりが必要でどんな効果があると思う?」
「どんなことをすると、多様性の理解を深められると思う?」
「健康教育ってどんなことが必要と思う?」
「看護師助産師保健師の看護3職の違いを、中学生にもわかりやすい言葉で、なんていう?」
私はそんな問いかけをしながら、学生さんとお皿を洗ったり掃除したりしてます。
Umiのいえのスタッフそれぞれが、
それぞれの持ち味を活かして、
学びを提供しています。
学生さんたちに、指導というか、お話をしている姿をみて、
うちのスタッフは、みんなプロフェッショナルだ!と
感動しています。
 
★「がんばるんばの会」では、
子育てしながらの闘病生活で、医療者に助けられたこと、がっかりしたことなど、実体験を聴きます。生の声は、学生さんにはなかなか聴けない宝。一生懸命メモしてディスカッションに加わります。
★「大切な人を亡くした想いに耳を傾ける」会では、実習生が入ると、若い彼女たちの気づきと言葉が、より場を深くさせてくれます。そして、心にしまってある気持ちを話すこと、その気持ちに寄り添われたことを体感し、ぐっとステージが上がったような晴れ晴れした顔を、見せてくれるのです。
★「和みのヨーガ」では、人に触れられることが苦手な学生が、照明、音楽、タオルケット、お茶、それらのもてなす工夫が緊張をほぐしていくことを体感。また月経痛が和らいだことも実感。体感したあとの笑顔はなんとも美しい。
★「抱っことおんぶの実習」では、赤ちゃんの身体とお母さんの身体が無理のないように、快適にできるような工夫を学ぶ。フィットすると背筋が楽になって、さらに自然と赤ちゃんを撫でたくなり手が動く。身体と心の不思議を実体験。小さい子を守る防災のためのおんぶも、なるほど〜とキラキラした目。
★「食」の講座では、身体の成り立ちが食であることを知る。そして、簡単に調理できる知恵を持てば、ごはん作りも苦でなくなることも。なにより、赤ちゃんとママさんたちと、一緒にお昼ご飯タイムは、人生の話も聴けるし、学生さんのお話も聴けるし、双方とても豊かな時間なのです。
★「お手当」の学びは、眠れます。
実習にきて、寝息をたてられるって、最高でしょ!
手当ては受ける人もする人も気持ちがいいんですねって、その調和を瞬時に掴めた学生さんたち、
大人より、めちゃくちゃレベルが高いです。
★ママさんたちは、リアルな体験を語ってくれる。
子育ては辛いことばかりじゃないこと、この子のおかげで今の自分があることも、若い頃のことも、医療を受けてよかったことも嫌だったことも話してくれる。そして、赤ちゃんを抱っこさせてくれる。
ご協力ありがとうございます!
★講師の先生方も、いっつもお優しく学生さんを受け入れてくださってご協力ありがとうございます!!