産まなかった人のカタリバ
先日、開催しました@umiのいえ
今世では出産しなかった人の語りの場ですが、
唯一、主催者である私は、
同席させてもらう出産経験者。
おじゃましてます。
もしも私が子を産まなかったら
もしも私が子を産んでいたら
人生を交換してみたら、どんなことになるんかなぁ
酒を交わしながら互いのショートストーリーを語り聞き合った。
ツマミも美味い。まるで居酒屋。
どうしようもない
やるしかない、
逃れようもない
やるせない、
あきらめきれないこと、
あきらめたこと、
自分を育てること
飽きてくること、
それぞれのこと。
また今回も、カタリバなのに、
映画を観ているようだった。
一つ私の印象に残ったこと。
「もしも、この年齢で妊娠したら、
病院で産むしか選択肢がない。
あんなところでは、産めない」
というつぶやきを聴いた。
なんという、野生だろう。
これは、わがままとかぜいたくとか、
そういうことじゃない。
生理的なことは、その人の本能であり、
そう感じることは、その人の真実であり、
素直に言葉にされたその人が
美しかった。
産む場所も、死ぬ場所も
食べるところ
排泄するところ
寝るところ
どれもこれも、手探りで自分で決めていく。
その力を奪われないことが、
どんなに尊いことか。