手づくりの楽しみ

子供が小さかったあの頃に使っていたものを生かして、新しいものを作る。これもハンドメイドならではの楽しみ。
少し大きくなってしまった子供の思い出を持ち歩けるのって、なんだかほっこりしますね。

スタッフまりこ

ハンドメイド講師 西岡妙子さんのブログ〜はじめのいっぽ〜より

 

10年前、当時3歳の息子に作った帽子の裏地のあまり生地を使って、巾着袋にしました。

長さが足りなかったので、同じく半端だったデニム地と切り返しにして。

リバーシブルの袋は、「矢羽根」の刺し子。このモチーフには、破魔矢のように魔除けの意味も、的中!の意味もあるそうです。
息子の帽子は、表の緑の布は、長女のスリングから取りました。人見知りの長女はいつもスリングに入っていたので、3年使ったあとで、3歳下の息子に使おうと思ったら、お尻のところがビリビリ……危うく息子を落とすところでした😅

でも、前のヒラヒラしたところはまだ綺麗だったので、帽子に加工したのでした。

その帽子は、連日の外遊びで色褪せ、クタクタになり、天寿を全うしました😇

その息子も、4月から中2。

どんどん大きくなり、離れていきます。それはとても喜ばしいこと。

だけどやっぱり、小さい頃の写真を見ると、二度と戻らないあの頃が懐かしくなります。

このハギレを身の回りに置くことで、その寂しささえも甘く感じられるのです。

物語が一つ、また一つとつながっていくのは、ホームメイドの魅力のひとつですね。