人の心が動くような仕事がしたい。
小学生のときからそう思っていた。
表に出たい、活躍したい、誰かの役に立ちたい。
だから、子どもを産んでから家に籠る日々がじれったくて焦っていた。
でも、平成のはじめごろ、
保育園は少なく、入園はあきらめた。
あきらめられるっていいことよ。
肚がくくれる。
いつか、
いつの日かって夢ももてる。
節約生活は楽しい。
工夫ができる。
300円あればご馳走が作れる。
普段買えないものをいただくとラッキー。
なんでも感謝感謝だった。
子どもと過ごした日々は宝だ。
(案外あっという間に過ぎた)
先日ね、
「専業主婦になった自分は価値が低い」と、心閉じていた方とお話ししました。
いえいえ、そんなことはないよ。
そんなはずがない。
みんなが活躍しなくていいんだよ。
毎日活躍しなくていいんだよ。
誰に評価されなくてもいいんだよ。
そもそも、
人が人の育ちを守ることほど、重労働はない。
この重労働よ、ありがとう。
強くも弱くもなれました。
(まきこ)