長女の卒業式が間近となりました。
6年生の感謝の会があり、
クラス全員で詩を朗読してくれました。
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「生きる」 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
[中略]
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
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最後にひとりひとりの
「生きているということ」
を発表してくれました。
娘の
「生きているということ」
は、
『「今日の夜ご飯なあに」と聞くこと』
でした。
思わず泣きそうになりました。
私にとっては、生活に追われながら
作っている夜ご飯。
娘が日々のささやかなことに
生きるよろこびを感じてくれていたことが
とてもうれしかったです。
スタッフ さいこ