スタッフコラム 【師範となって20年】

この春で、
いんやん倶楽部認定陰陽調和料理の師範を取得して
20年となりました。
陰陽調和料理に出会ったきっかけは、
生後1ヶ月より発症した長男のアトピーでした。
のちに、食物アレルギーによるものだとわかり、
ステロイドを5ヶ月の時にやめたら、
リバウンドしていき、
母乳のため、私自身が
卵や乳製品、小麦、大豆製品を除去していくしなかく、
甘いものもお肉や油っぽいものもやめ、
それでも痒がり眠れない日々、
外に出れば周りの視線が気になり、
半ばノイローゼになることもありました。
 
子供の身長の伸びが止まり、
私の体重は今よりも8キロ減りました。
でも、息子より5ヶ月後に産まれた
大学の時の友達の子が同じ症状だったことで、
月に2〜3回は会い、
辛い状況を分かち合えたのは救いでした。
(彼女とは今でも仲良くしていて、
お互いの子供達の成長を喜びあえる親友です)
 
情報が少ない中、
アトピーの先輩ママである竹中恭子さんの本で
一筋の光がさしました。
その本に、陰陽調和料理のことが書かれていて、
子供が1歳3ヶ月の時に、
梅崎和子先生の料理教室が
上大岡で開催されることがわかり通い始めました。
 
梅崎先生のお子さんもアトピーだったことから、
食生活を見直すことで体質改善できるのだと納得できました。
しかし、その教室は半年で閉鎖することになってしまい、
同じアトピーのお子さんの母たちもいて、
みんなでなんとか続けられないか、
どこかで開催できないかと考えていくうちに、
我が家を新築していたこともあり、
うちで開催することを決意し、
料理教室を運営することになりました。
当日はお手伝いしてくれる人がいたけど、
受付から準備まで私1人でやり、
多い時は20人近く集まりました。
子供はまだ1歳、私は29歳、
よくやったなぁと思います。
 
都内で開催された別クラスにも通いながら、
我が家で1年半続けて、2人目の出産でお休みしましたが、
中級クラスが初めて開催されることになり、
先生からのお誘いもあり、中級、上級と進み、
20年前に師範の免許を取得しました。
 
下の娘が幼稚園に行っている間、
自宅で料理教室を始めて、
友達の繋がりやクチコミで人が集まりました。
そして、いんやん倶楽部東京教室で
スタッフをすることになり、
我が家で横浜教室として再開したり、
出張講座の依頼をちらほら受けるようになり、
2007年よりUmiのいえでも
食育講座を開催することになりました。
 
学んだことや子育てを通して
経験したことを伝える場があるということは、
本当にありがたいことだとつくづく思います。
自信をなくしたり、
本当に私がやりたいことなのだろうかと
悩んだ時もありました。
2010年に離婚することになった時、
何故か毎回講座が満席になることが続き、
辞めずに続けることができました。
 
経験を積むことでき、
参加してくれた方々、スタッフ
そして子供達に今の自分を育ててもらったと
感謝しています。
 
長男は現在28歳。
アレルギーを発症することもなく
丈夫な子に育ったことで、
私がやってきたことへの自信にもなっています。
 
スタッフ齋藤美保
*写真を探したら、症状が落ち着いている時のしかありませんでした。酷い時は目も腫れてました。