初めて旗を振り、イベントをする機会がありました。
元来トップに立つより補佐役が性に合っている私。
先導切って人を引っ張っていくなんて、本当にできるんだろうかと
不安いっぱいでした。
準備を進めていく中で、自分の至らない点がたくさん目につくのです。
人よりかなりペースが遅い。
考えるばかりで空回る。
伝えるのが下手。
人に頼むのが苦手。
よって独りよがりになりがち・・・
あげ出したらキリがない。
それでも
やるよ、と言ったら応援してくれる人がいて
立ち止まったら手を差し伸べてくれる人がいて
力を貸してくれる人がいる。
なんて私は幸せ者なんだろう。
みんなに支えられて、イベントを無事迎えられました。
この機会を通して、周りに支えられているのは今回のイベントだけじゃないなと
自分の生活を振り返って思い出しました。
例えば家庭でも
家が荒れ果てたら誰に頼まれるでもなく掃除をしてくれる長男がいる。
暇そうにしている妹たちを外で遊ばせてくれる次男がいる。
寝坊したら起こしに来てくれる長女がいる。
具合悪いと頭を撫でてくれる末っ子がいる。
機嫌が悪いと放っておいてくれて、黙って洗濯物を畳んでくれる夫がいる。
自分ばかりが家のことしていて大変だーって不満を募らせていましたが、
よくよく思い出せば、みんなから力をたくさんもらっていました。
自分ひとりで力んでいる時は不足ばかり目につくのに
ダメダメな自分を出してみたら(今回は「出てしまった」のですが)そこを補ってくれる周りに気がつく。
きっとこんな私だから、周りの人が助けてくれるんだなって思ったら
欠点もそんなに悪いものではないのかも知れません。
(でもそれに甘えてはいけない。と自戒をこめておこう!)
少しずつでもいいから、ダメな自分も受け容れて
「だから困っているの」と勇気を出して素直に言えたら、
見えている世界はまるっとやさしくなるような気がしています。
ゆりえ