こんな話、滅多にないですよ、今どきは。
ある人が話してくれました。
その人は2度目の帝王切開
オペの予定日を待つ臨月のある日
助産師にささやかれた。
「本当にいいの? 本当にいいの?」
帝王切開の日が決められている。
それでいいの?と、
彼女は助産師にこっそり問われた。
それで、彼女は決心して、医師に頼んだ。
陣痛を待ちたいと願った。
すると、医師はなんと承諾してくれた。
緊急オペの覚悟をするよと言ってくれた。
よかった!
これで、子ども本人が生まれたい日に
自ら合図を出して知らせてくれる。
ほっとしたら翌日、陣痛がきて、
無事に帝王切開で生まれた。
病院で決まっている予定を、
妊婦自ら覆した。
そそのかしたのは助産師。
なんというおせっかい。
助産師にそう言わせたのは、
お腹の赤ちゃんかもしれない。
声なき声を、助産師がひろったのかもしれない。