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今日娘と行った公園で
お孫さんを連れた年配の女性に出会いました。
そしてショッキングな話しを聞きました。
フードコートで2歳くらいの女の子が
父親と思われる男から
テーブルに頭を打ち続けられる虐待を受けていたそうです。
それを周囲は見て見ぬふりで、誰も止めに入らず、店員も見て見ぬふりだったそうで、
その年配の女性は勇気を出して止めに入り、虐待を受けていた女の子を抱き上げたそうです。
女の子は泣いてもいなかったそうです。
その男性は「関係ねえだろ!」と言ってその女の子を連れて行ってしまったそうです。
その女性はあとから交番に行ったところ、その場で呼んでもらわないと何もできない、と交番で言われ、今でもなぜあの場で警察を呼ばなかったのかご自身を責め、あの虐待の光景が脳裏から離れないそうです。もうあの子死んじゃったんじゃないかしら‥
と言ってました。
私は今日公園でその話しをお聞きし、涙が出て、
あー何が私にできるだろう‥
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目の前の人が遭遇した恐ろしい経験は
自分が体験していなくても、
共に感じ入り
胸が締め付けられるものです。
その方が話さずにはいられなくて、
また聴いた人も誰かに話さずはいられなくて、
そうしてココまでたどり着いた話です。
虐待はニュースの中ではなく
日常に街にある。
遭遇した時、どんな行動をとるか。
考えている暇はない。
出発力が必要だ。
勇気が必要だ。
私は20代の頃、小さな我が子を連れて歩いてるときに、
タバコをポイ捨てした若者に、
呼びかけて注意したことがある。
たいした勇気は必要なかった。
でも、そういう事はやめろと周りの大人に止められた。
自分の子に危害があったらどうする?
自分の子どもがそばにいるときは、
危ない事はしないほうがいいと。
そうかなぁ、
そうなんかな
40代のときは、電車で暴れる人を注意した。
ちょっと怖かったけど、周りの乗客も、手伝ってくれたから大丈夫だった。
そして、50代の今、
注意することで、
逆に暴力ふるわれたら、絶対に負ける。
ケガをする。危ない。死にたくない。
なので、ほっとこうかな、
見て見ぬふりしようかな、
その場から立ち去ろうかな。
さて、どうしようか。
とりあえず、
わーーーーーーーーーー
わーーーーーーーって、
でっかい声で叫ぼうか。
ね、そうしよう。
(麻紀子)