[大きくなった子の母だってつらいよね]


乳幼児のときは、とにかく、おむつにおっぱいに、遊ばせて寝かせて、いのちを守り抜いて時が過ぎていった。
小学生になると、
自分でトイレにいくし、
自分で風呂も着替えもできる。
なんなら皿洗いも、ごみ捨てもできるようになる。
手がかからなくなってはきても、
忙がしさは変わらない。
むしろ忙しい。
子どものことは愛してる
愛してるけど、うまく繋がれない。
言うことをきかない。
ガミガミいっても無視される。
子どもに暴言まで言われる。
幸せなはずなのに、なぜかむなしい。
恵まれているはずなのに、なぜか悲しい。
子どものためにと思ってすることが、子どものためになっていない気もする。
自分のふるまいも、パートナーのふるまいも、子どもを追い詰めていないか気になる。
でも、どうにもならない。
親同士のやりとりも、噂も、視線も気になる。
自分の子はどうなんだろう、
どう見られてるんだろう。
子どもの意思を尊重したい。
でも、親が引っ張ったり、止めたりすることも必要?
自由にさせたい。でも、でも。
私の子ども時代と違う。
こんなに小さいうちから四角い画面にかじりつかせていいの?
でも止められない。
いろいろ経験させてあげたい。
でも、連れていってあげられる体力がない。
子どもものってこない。
いじめてる
いじめられてる
こもってる
楽しそうじゃない
なんでもだるいという
いい子すぎる
いつもビクビクしてる
甘えるのが下手
本音をいってくれない
無呼吸になってる
大きくなった子のお母さんお父さん、
夫婦で通じあえなくて、苦しいこともあるでしょう。
責め合うと悲しいよね。
体もつらいよね。
飲みにいったり、カラオケいったり、
スポーツして発散できる人は少し軽くなれるけどね。
本音で話せる場をもとう。
もっと大きい子の親に悩みをうちあけてみよう。
問題を通りすぎた人が、後輩を支えよう。
聴いてくれるだけでいい。
いつまでも、どこまでも、
親一年生。
励まし合おう。
(まきこ)
写真は岐阜県可児市のお寺さんの子育て地蔵。
抱っこしてーって足もとにいますね。
大きくなっても大人になっても、
抱っこしてもらいたいものです。